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気になる「生え際」と分け目の部分のカラーリングを「Tゾーンカラー」と称します。
カラーリングの明度がダークになるほど、新しく生えてくる白髪は目立ちやすくなります。
特に、フェイスラインを含めた「生え際」は、非常に目立つ場所であり、前髪で隠したり、応急処置でマスカラなどを使ってごまかすといった「小技」を利用しながらしのいでいるのではないでしょうか。
そこで自宅で簡単にプロ並みの仕上がりができちゃう「Tゾーンカラー」のコツを教えます。
白髪のTゾーンカラーで用意するもの
- アルカリ性カラー材(セルフで混ぜ合わせるタイプ)
- リングコーム状のハケ
- コットン(半紙でもOKですが、幅3cm程にカットする)
- 油性クリーム
手順
額やお顔まで染まってしまう恐れがありますので、油性のクリームを顔回りに塗りましょう。
しかしこのとき、髪の毛にまでクリームが付いてしまうとその部分が染まらくなる可能性もありますので、十分に注意しましょう。
薬剤を混ぜ合わせ、手早くTゾーンにハケを利用しながら塗布します。
アルカリ性カラー材は2剤を混ぜ合わせた瞬間から作用を発揮しますので、スピードを意識しましょう。
また、このとき塗布する薬剤をケチらないでください。たっぷりのせることがムラなくキレイに仕上がるコツです。
薬剤を塗布したら、コットンを貼って抑えます。
上から手でしっかり押さえましょう。
よくラップをすると染まると勘違いされていますが、アルカリ性カラー材は空気酸化によって作用を発揮します。
特に明度をアップさせることを重視される方にラップは好ましくありません。
チェック
それぞれの注意書きに記載してある時間ちょっと前にチェックしてみましょう。
この時すでに染まっていない場合は薬剤の塗布量が足りていないことが考えられます。
放置時間を延ばしてみてもあまり効果が期待できませんので、再度トライすることをおすすめします。
なお、放置時間の限界値ですが、薬剤を混ぜ合わせた瞬間から約30~40分薬剤の作用が期待できる時間といわれています。
まれに、1時間放っておいたという話も聞きますが、作用していない薬剤を頭皮が吸い込み、髪や頭皮に多大な損傷を与えているだけの結果になりますので、使用時間は記載してある通りに守りましょう。
また、このときのチェック方法ですが、薬をコームの先やふき取って実際の染まり具合を見るのですが、染めた部分が一色になっていればOKです。
白髪が光っていたらもう少し時間を延長、もしくは薬剤の塗布不足です。
さらに、根元が毛先より明るくなっていると放置時間が長過ぎです。
褪色すればさらに明るくなってしまうので、応急処置としてシャンプーをする前に残った薬剤もしくは、1トーン暗めの薬剤を揉み込みながらシャンプーしましょう。少しは改善される裏技です。
洗い流す
大体、記載通りの時間で染まっていますので、塗布したクリームをなじませながらシャンプーして、よく薬剤を洗い流してください。
補足ですが、万が一お顔や額に薬剤が付いてしまい、黒く染まってしまった場合ですが、流す前に、油性クリームを塗りこんでください。
時間が経過する前にクリームを塗り込めばすぐ落ちますが、ある程度時間が経ってしまうとなかなか落ちません。
なおさらシャワーをかけてしまってからでは、完全に落とすことは不可能です。
油性クリームでダメな場合は、食用油をコットンに染み込ませ、数分貼り付けておきましょう。